練馬区立美術館の“お蔵出し!コレクション展”
2017年 03月 28日
初めて訪れた西武線・中村橋駅からすぐの練馬区立美術館。池大雅「比叡山真景図」と、日本の近現代美術を見ることができます。
案内にも使われている松岡映丘「さつままつ浜村」の色艶に引かれました。名古屋の永青文庫展で見た「室君」を描いた画家だったんですね。映丘は柳田国男の弟で、本展では妻・静野の描いた「舞妓」が並んで展示されていました。
靉光、朝倉摂、岡本唐貴、小林清親、白髪一雄、二世五姓田芳柳、速水御舟、山田正亮……。出展リストが作家の五十音順になってる。
柄澤齊、熊谷守一、鳥海青児、野見山暁治ら、同時に開催されている“田沼武能肖像写真展”でアトリエでの写真が展示されています。
写真展“時代を刻んだ貌”では、1959年、鈴本演芸場の楽屋で写した古今亭志ん生、金原亭馬生、古今亭志ん朝がよかった。写真家の木村伊兵衛、土門拳は、優しいまなざしをしていました。