綾ベン企画「やんごとなき二人」:新宿SPACE雑遊
2017年 04月 29日
東京乾電池公演。綾田俊樹、ベンガル、川端美郷。2006年以来の綾ベン企画。書き下ろし脚本・安倍照雄、演出・平山秀幸は、映画「やじきた道中てれすこ」のコンビ。
多摩川河川敷のブルーシーター・小鳥遊さんことベンガルが登場してからしばらく言葉がなく、こちらが見ているのか見られているのかわからない感覚。役者に手が届きそうなスペースで、ふわりと伝わってくるこわれやすいしあわせ。
廃品から出てきたラジオから流れるラスカルズの“グルーヴィン”で幕が開き、物語の終わりには“ソー・マッチ・イン・ラブ”。頭の上に広がる青い空と、コインロッカーの鍵の形の雲。吹き付ける強い風。知識をひけらかす「っ」のあるうさんくささとか、まさかやかんを舐める?みたいな展開とか。
いい舞台でした。