カナザワ映画祭〜エロス・猟奇 in 京都みなみ会館。三日三晩?にわたる濃厚なプログラム。見たい映画はいっぱいあったけど、ワタシが見れたのは21本中1本とトーク。でも、楽しいひとときでした。
1914年に芝居小屋として開館し、築103年を迎えた本宮映画劇場の館主・田村修司さんのお話が聞きたくて、十数年ぶりにみなみ会館に行ってきました。
トークに先立ち上映されたのは、本宮映画劇場で発掘された幻のフィルム「性の完全犯罪」(1973年、久我剛監督、谷ナオミ主演、六邦映画)。谷ナオミの二役、当時の原宿や代々木の風景、これでもかのミニスカートなど、見所ありました。
石動三六さんの案内で、何故このフィルムが劇場に残ったのか、六邦映画はポスターが良かったなど、飄々と語る80歳の田村さんがチャーミングでステキでした。ますますお元気で!
トークに続いて、初期のピンク映画からストリップや入浴などのテーマでフィルムを繋いだ〈ピンク映画いい場面コレクション2017〉から見えてくる、映画産業の業界人たちの仕事っぷりがいいです。野坂昭如「エロ事師たち」みたいな。