人気ブログランキング | 話題のタグを見る

特集展示新収品展:京都国立博物館

特集展示新収品展:京都国立博物館_b0366817_18442033.jpg
京博が2010年から2016年に新たに収集した文化財。向日市の古墳で出土した鏡から、明治時代の漆器店の看板まで、約80点が展示されています。歌人で実業家の川田順ら、寄贈者の顔触れも興味深いものです。
中国・漢の時代の「灰陶加彩辟邪形器座」。飛鳥時代の「銅板押出三尊仏」。狩野山雪「聖賢図押絵貼屏風」と海北友松「禅宗祖師図押絵貼屏風」の対称の妙。右隻に小鳥合、左隻に犬合を描いた「春秋禽狗遊楽図屏風」。長沢芦雪「人物鳥獣画巻」。
染織では、武家の「葵小紋裃地」「鮫小紋裃地」。漢学者・依田学海令嬢所有の「柳に鷺文様帯」は竹内栖鳳画。「宇治名所文様帷子」の涼やかなこと。

新収品以外の展示室では、16世紀関東の水墨画から、鎌倉・建長寺の画僧祥啓の「達磨図」や、小田原狩野に属する前嶋宗祐の「蜃気楼図」。伝狩野元信の清涼寺「釈迦堂縁起」は、6巻中1、2、4巻が見られます。18〜19世紀の中国絵画、張莘「四季花卉図屏風」は、ボタニカルアートのような色彩の美しさがステキでした。

by nijinotami | 2018-06-21 18:41 | 美術館・博物館 | Comments(0)

美術館や博物館、コンサートや落語など、行きたいところはいっぱいあります。月に1度ぐらいは女装して出かけてます。


by 岡村ゆかり