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京都国立博物館 2019.7-8 新収品展と名品ギャラリー

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【名品ギャラリー】
〈陶磁〉日本と東洋のやきもの。仁阿弥道八「色絵花卉南天図手焙」(両足院)には桔梗、桜、南天、撫子が描かれ、撫子の絵付は谷文晁によるもの。
〈考古〉鳥取・兵庫の原始古代。湯梨浜町出土の「家形土器」。米子市出土の須恵器「異形脚付子持壷」。たつの市出土の土師器「配膳/炊爨具形土器」は、ミニチュアの副葬品。
〈絵巻〉おとぎ草紙絵巻-福富草紙と鶴の草紙。“綾つつ錦つつ黄金ざくざく”という妙音を奏でる放屁の芸を身につけた高向秀武と隣人の福富の失敗を描く福富草紙の残酷なストーリーと、“わざわひ”という名の獣が大暴れする、伝・土佐光信の小絵・鶴の草紙をたっぷりと。
〈仏画〉密教図像の美-暑苦しくない絵は、密教美術の画像トレス集。
〈中世絵画〉描かれた動物たち。関東の絵師・式部輝忠の牧谿ふうの猿が描かれた「巌樹遊猿図屏風」。狩野松栄「龍虎豹図」。尼崎生れの単庵智伝「龍虎図屏風」。牛、馬、麝香猫も。
(近世絵画〉は、没後220年・長沢芦雪。「人物鳥獣画巻」「楚蓮香図」「牧童笛吹図」や、皆川淇園賛「朧月図」。空飛ぶ仙人が描かれた「蓬莱山図」など10点を展示。
〈中国絵画〉は、続・須磨コレクションにみる斉白石の名品。
〈彫刻〉は京都の仏像・神像。高山寺・白光神立像や光明寺の千手観音立像などが出ています。
【新収品展】には全67点。31歳で亡くなった狩野永良「耕作図屏風」。越前朝倉家・曾我派の小島亮仙「花鳥図」、鎌倉期京都の刀工集団・粟田口派による銘・国吉の太刀。18世紀の「梨撫子蒔絵楊弓箱」一具。明治9-10年の蜷川式胤の古器物図録『観古図説』など。
【特集展示】は「赤ってじつはどんな色?」。呪いの赤が印象的な埴輪や、能面「猩々」、狂言面「武悪」。奥田潁川の赤絵に、酒井抱一の「流辺楓樹図屏風」。富雄丸山古墳出土「朱塊」にさまざまな想像を巡らせました。

by nijinotami | 2019-07-28 17:06 | 美術館・博物館 | Comments(0)

美術館や博物館、コンサートや落語など、行きたいところはいっぱいあります。月に1度ぐらいは女装して出かけてます。


by 岡村ゆかり