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京のくらし-二十四節気を愉しむ:京都国立近代美術館

京都国立近代美術館のコレクションから、近代日本の絵画や工芸、染色などを二十四節気に分けて展示する試み。夏69、秋74、冬56、春67の266作品がリストに載っています。季節の迷宮をさまようように会場を何周かしたのですが、後から図録を見て、「こんな作品もあったんだ」と気づいたり。チラシも四季それぞれに作られています。
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森寛斎、久保田米僊、今尾景年、都路華香……京都画壇を中心に、日本の近代美術を眺望するような展覧会です。中に挟まれている野島康三の写真や、長谷川良雄、黒田重太郎、加藤源之助、田中善之助、霜鳥之彦らの水彩画が効いているように思いました。
村上華岳「夜桜の図」に印藤真楯「夜桜」、甲斐庄楠音「春宵(花びら)」と、桜のパワーは強烈です。
千種掃雲「下鴨神社夏越神事」や、上村松園「虹を見る」の虹の儚さ。写真撮影可の会場で、何枚か撮りました。
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二代・三木表悦「薔薇と人物」。
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不動立山「夕立」
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小川千甕「田人」
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岸田劉生「童女と菊花」。

by nijinotami | 2020-08-15 10:31 | 美術館・博物館 | Comments(0)

美術館や博物館、コンサートや落語など、行きたいところはいっぱいあります。月に1度ぐらいは女装して出かけてます。


by 岡村ゆかり